冠動脈内ステント
血管内治療として行われていたバルーンで血管を拡張させる治療には、一つの欠点がありました。
それは、バルーンで血管を拡大させたままでは、拡張した血管部分が突然閉塞してしまう可能性があったことです。
そんな経皮的冠動脈形成術の再狭窄の問題を解決したのが冠動脈内ステントです。
バルーンで血管を拡張させたあとに、閉塞しないようメッシュやコイル状の管を支えにするために挿入するというわけです。
カテーテルのバルーン部に金属の網でできたステントという筒をつけ、バルーンがふくらむとステントも一緒に広がって、血管内を内側から補強するという治療法です。
ステントはステンレススチールやタンタルムなどで作られていて、この治療法では治療後6ヶ月以内の再狭窄率が15%まで改善されるというデータがあります。